退職の際に有給消化はできる?できない?


すでに退職済み・無職の状態からの転職活動なら関係ありませんが、在職しながらの転職活動だった場合は内定がゴールではありません。
退職手続きが待っていますよね。

あなたが会社を去ったあとも円滑に業務をこなせるように、業務の引き継ぎや事務手続きなどを行うことになりますが、そこで気になるのは未使用の有給。

いくら有給消化が労働者の権利だからとはいえ、「明日から有給を全消化します!」などといきなり休むのは非常識です。

残り有給を踏まえた上で退職日を設定しよう

退職までの期間を余裕を持って設定しておけば、ゆっくりと引き継ぎなどの退職手続きを行った上で有給消化に入ることができます。
後任の人事の都合など、どうしても会社に多少の迷惑がかかることにはなりますので、お互い遺恨を残さないように相談するようにしましょう。

話し合いで解決しなかった場合

すんなりと話し合いで住めば何ら心配することはないのですが、そこで問題になってくるのが「有給消化を断られるパターン」です。

「人手が足りないから有給を許可することはできない」「どうにかギリギリまで勤務してほしい」などと頼み込まれるパターンや、「会社を去るというのに堂々と休むつもりか」「迷惑だと思わないのか」などと脅迫まがいのことをしてくるパターンがあります。

有給の買い取りを申し出られた場合には、それを受けるかどうかはあなた次第です。ただ、有給の買い取りに関しては法律上の定めはないため断ることもできます。

有給消化についてトラブルが発生した場合…たとえば直属の上司が許可をくれないのであればさらに上の上司に掛け合うか、社内に相談できる環境がない場合には労働監督署のちからを借りることをおすすめします。