変形労働時間制ってどういう働き方?


求人を探していると変形労働時間制という記載を発見した事はありませんか?
変形労働時間制とは、いったい何なのでしょうか?今回は簡単に変形労働時間制を紹介したいと思います。

勤務時間がバラバラ

変形労働時間制とは、毎日のように労働時間が異なることです。

工場勤務の場合、朝9時から夕方17時までの決まった時間を勤務します。
しかし、変形労働時間制とは、こういった形に縛られない時間で勤務しています。

朝9時から昼12時で帰る場合や昼から出勤し夕方に帰る場合など…主に、サービス業の会社で使われる勤務形態です。
その為、日によって10時間勤務、日によって4時間勤務なんて事があります。

メリット

勤務時間がバラバラで会社の都合や自分の都合で時間を決め働く事ができる

デメリット

残業代が発生しない場合が多い

残業代

工場などで勤務している方は、8時間を超えて勤務をした場合、残業代が発生し、時間給×1.25の残業代を労働者へ支払わなければなりません。
しかし、変形労働時間制の場合、10時間勤務しても残業代が発生する事はありません。

理由は、変形労働時間制の場合月に171時間などの月の労働時間が定められています。その為、その時間を超えない場合は、残業にはならないのです。

変形労働時間制を適用するには条件がある

残業代が出づらいということで企業に取っては旨味がある制度なのですが、これを適用するためにはいくらかの条件があります。
それが以下のものです。

  • シフトを突然変更してはならない
  • 就業規則に変形労働時間制であることを明記する
  • 就業規則で一定の労働時間が平均40時間以下になるように定める

これらをひとつでも違反した場合、変形労働時間制を悪用したブラック企業の可能性があります。
残業代請求をできる可能性も。

まとめ

変形労働時間制は良い面も沢山あり、必要な時間だけ働く事ができ、必要のない時間は帰ることができる為、無駄に会社にいる必要はありません。

また、昼から休み、夜だけ仕事など、労働時間も様々です。良い面、悪い面どちらも考え、あなたにあう企業を探しましょう。