転職をする際に、面接で必ず聞かれるのが、転職の理由です。
本音を言うのは大切な事ですが、ストレートに言っても、面接官の印象を悪くしてしまいます。
転職する理由の本音
- 労働時間や環境に不満があった
- 給料が低かった
- 仕事内容に興味を持てない
- 上司や経営者の仕事のスタイルが合わなかった
- 同僚や後輩委など、人間関係が上手くいかなかった
転職する理由は上記の5つのいずれかの理由が9割だと思います。
特に人間関係は転職の理由で1位だと思います。
しかし、人間関係が嫌になったから転職をしたい。と言っても、面接では落とされてしまいます。理由は人間関係はどこの企業でもあるからです。
嫌な事から逃げる為に転職しても、いずれまた転職をする事になります。
その為、転職をする際は今の状態を客観的に捉えて、よく考えてからにしましょう。
面接のポイント
1 「人」ではなく「事」に置き換えて話す。
面接の際に、上司が嫌いだから転職します。何て答える方はいないと思いますが、転職する理由が上手く言えなくて、似たような事言ってしまった事はありませんか?
誰が嫌い、気にいらないと言って良いのは、子供の時だけです。面接の場でそんな事を言ってしまうと、面接官は、あなたに不安を感じます。
自分が何が不満だったのかを掘り下げて考えてみましょう。そうすると、人ではなく、事が出てくるはずです。
- もっと責任のある仕事がしたかった
- 自分の○○の能力をもっと活かせる仕事がしたい
- 新しい事にどんどん挑戦していきたい
など、前向きな事に置き換えられるはずです。注意するのは、前職のせいにしない事です。
2 正直に、具体的な転職理由を言おう
転職の参考書などによくある「面接官受けする言葉」を言っても逆効果になる事があります。
なぜなら面接官は今までに数えきれないほどの面接を行ってきているからです。耳触りの良いありふれた理由は聞き飽きていることでしょう。
また、中身のない答えもいけません。
仮に転職理由が、自分が成長したいからだとします。面接官は、どのように成長したいのか、その成長で会社にどんなメリットがあるのかが知りたいのです。
「精一杯がんばります、貢献できるよう努力します。」と言われても、何をどうしたいのか伝わりません。
自分のスキルをどう使い、どのように成長し、会社へ貢献していくのか。自分の転職理由を具体的にし、素直に面接官へ伝える事が、面接では大切です。
3 逆転の発想
自分の短所やネガティブな所も、逆転を考えれば、長所になります。
今まで仕事で得た知識と経験を活かし、御社で00の仕事で貢献したいと思います。」
と言えば、転職したい事を伝え、今職に不満がある事を隠しながら、前向きな発言に変わります。
今の仕事場でも、マイナスをプラスに見る力をつけておくと、転職の際にも役に立ちます。
4 待遇面の転職
給料や福利厚生が悪いから転職したい方も多いです。
しかし、待遇面を1番に転職理由にしてしまうと、面接官の印象も悪くなってしまいます。
待遇面を理由とした転職はオブラートに言いましょう。
仮に残業がない、休みがしっかりととれるのが企業を選ぶ理由でも、ストレートに休みが多いから、と答えるより
「私生活とのバランスも取りながら、長く勤務できると思ったから」と答える方が、同じ事を言っているのですが面接官のイメージは変わってきます。
待遇がいいから、自分はどう頑張れるのかをうまく言い回しできるのかがカギです。
転職は、大変です。やる気、元気、気力をどんどん奪っていきます。
しかし、転職者と同じで、企業も様々です。あなたが転職を諦めない限り、あなたに合う会社は存在します。転職が上手くいかなくても、諦めずに転職活動を続けていきましょう。
まとめ
転職理由は、本音は大切です。
しかし、その本音をストレートに言ってしまうのはNGです。
言い回しを考え、前職の悪口にならないようにする事が大切です。
前の会社を悪く言う人は、大抵次の会社も悪く言います。その為、企業も採用しようとは思ってくれません。
本音の言い回しを考え、自分が転職の基準にしている事は何なのかをアピールして行きましょう。
本音と建て前はを間違えないように!!
志望理由は前向きに言う事を意識して、転職したい理由も今後こうなりたい!と思っています。その為、転職を考え御社にしました。
と言えるようにしましょう!