転職の際に頼りになる転職サイトだが…
皆さんは転職を思い立ったとき、まず求人探しから始めるのではないでしょうか。その際、ハローワークへ行く方ももちろんいらっしゃるでしょうが、多くはネットの転職サイトをまずチェックするはず。
毎週何千件もの求人が公開・更新されているのですから、使わない手立てはありませんよね。
そんな転職サイトや転職サービスを多く運営する企業のひとつがリクルートホールディングスですが、そのリクルート社が打ち出したある広告がTwitter上で話題になりました。
それがこちらです。
これが今の若手のモチベーションだと考えている時点で、リクルート…かなりわかってないような…。 pic.twitter.com/0rVrCMNGsH
— kenkirihara (@kenkirihara) 2018年7月2日
高そうな時計やスーツ、車を見てそれらを買うために若者が奮起するという内容の広告ですが、現代の若者の労働意識と大きくズレているのではないかというツイートです。
10000RTを超え、すごい量のリプライが寄せられました。私の抱いた疑問は、車・服・時計などの価値観で人が動くのか?という部分でしたが。休暇などの方がモチベーションが高まるという意見も多かったので聞きたいのですが、働くならどっちの条件?(年齢やその他条件は今のあなたを参考にして下さい)
— kenkirihara (@kenkirihara) 2018年7月3日
その後、ツイート主はこのようなアンケートを取りました。
「手取り20万・週休2日・サビ残なし」と「手取り35万・週休1日・サビ残休日出勤月100時間」、どちらかが理想の働き方ですか?というものです。
結果はご覧の通りで、90%の方が「手取り20万・週休2日・サビ残なし」を選択。票数もなんと約53,000票という多さから、このアンケート結果の信頼性は確かなものでしょう。
現代社会では以前のように「バリバリ働き、バリバリ稼ぐ」よりも「適度に働き、適度に遊ぶ」…プライベートとの両立を求める方が圧倒的多数を占めていることがわかります。
この結果を受けた上で、上記のような広告を打ち出しているリクルート社のマーケティングは「ズレている」と言わざるを得ません。わずか10%の方にアプローチしているのですから。
ネットの反応は…
時計は時間がわかればいい。服は破れにくければいい。移動手段なんてなんだっていい。こういうものに金をかける文化はマジで意味わからん。それより映画とか漫画、本、食いもん、飲み会に金使いたいわ。
— white映画好き (@white_sera1) 2018年7月2日
我輩のような良い歳した非正規の場合、「普通の時計… 西友以外のスーツ… 車の免許… よっしゃ、正社員になるか!」レベルのハードルで充分である為、この広告は余りにも夢物語に聞こえて致し方が無い。かっこよくてなくても、高そうでなくても、良さそうでなくていいから、我輩は楽しく生きたい。
— 我輩はクズである (@wagakuzu) 2018年7月2日
残業なし、週休二日、各種手当福利厚生あり。よし、転職しよう!!だったら割と納得感がw
— anti_stylish (@anti_stylish) 2018年7月3日
リクルート、当局の記憶が正しければ創業者が大学時代の時に起こした会社の筈なんですが、もし件のイラスト通りなことを未だに信じているとしたら完全に時流を読み損ねているよなあと……一体いつの時代の感覚なんだか。
— 愚者@C94土東O33a (@fool_0) 2018年7月2日
求人サイトはあらゆる層に対応しないといけない
一方ではこのような意見も。
それがモチベーションになる人もいるということです。
SNS広告なんて数週間単位で変わるのだから、現代におけるニッチターゲット(高級志向)にも訴求する広告打つのは当たり前じゃないですか。
たくさん休みたい人用・人間関係を重視する人用の広告も流していますよね。— Taichi Nishitani (@F_Tanishi) 2018年7月3日
リクルート社は求人業の最大手というのもあって、広告の出稿数もかなりもの。
多くの求職者にアプローチする必要があることから、たまたま今回は10%のバリバリ働く派に向けているだけだという意見です。ううむ、ごもっとも。
もしあなたがキャリアコンサルタントを利用をお考えなら、プライベートとの両立を目指すのか、バリバリ稼ぎたいのか、理想の働き方についてはっきりと伝えましょう。
相手も求人のプロなのですから、ちゃんと要望に答えた求人を紹介してくれますよ!
その他にもおすすめの転職サイトは以下にまとめています。転職の際にはぜひご活用ください。
