洋画を見ているとちょくちょく見かけるかっこいいセリフといえば「良い知らせと悪い知らせがある」。人生で一度は言ってみたいセリフですよね。
上司への報告もこのようにスマートにできればやりたいものですが、そもそも良い知らせを確保できずに悪い知らせしかない場合で悩むことが多くはないでしょうか。
当然といえば当然、良い知らせを伝えることで悩む要素はありませんし、上司だっていい知らせを聞きたいに違いない!悪い知らせなんて聞きたくないに決まってる!
…と思ってしまいがちですが、実は上司にとっては良い知らせよりも悪い知らせのほうが重要なのです。
上司はリスクを管理しないといけない
ものすごく率直に言ってしまうと、上司にとっては良い知らせなんて別に聞かなくてもいいのです。
もちろん良い商談に成功しただとか、喜ばしいニュースを聞くのは精神的によいのですが、放っておいて問題のない事柄なのですから緊急性はありません。
それよりも悪いニュース…何をやらかしただの、何が起きてしまっただの、そういった問題やリスクを把握しておかねばなりません。
重大なミスを隠蔽することによってどんどん被害が大きくなってしまうことも多々あります。ですから、もしあなたが何か隠したいような大きいミスを犯したとしても、絶対に隠してはいけません。
ミスを隠すのは信用を失う
「起きてしまったことは仕方ない、だがなぜそれを隠した」として隠したことのほうがより大きな問題となります。社内での信用も一発で地に落ちることになりえますし、場合によっては会社に居場所がなくなることもありえます。
ですから、何かミスを犯したらどんな小さな事でも上司に報告をしましょう。
あなたも上司の立場になったとき「いいニュースなんかいい、悪いニュースを聞かせろ!」という日が来るかもしれませんね。