日本における中小企業の数は全体の9割ともいわれています。今回は中小企業やベンチャー企業での面接で聞かれがちな質問と回答例についてご紹介します。
ご希望以外の業務内容もあるかもしれませんが、大丈夫ですか?
中小企業では大企業のように完全な役割分担ができていることは稀で、業務に関連したものから業務には全く関係のないものまで、様々な雑務をこなすことになるケースが多いです。
これは会社の人員的に避けられないものであるため、これを受け入れられないようであれば企業側としても採用は苦しいところ。
まさか「それは困ります」や「無理です」などと答える正直者(?)もいないでしょうが、不安がある場合は「構いませんが、例えばどのような業務があるのでしょうか?」などと確認しましょう。
残業や休日出勤があるかもしれませんが、大丈夫ですか?
この質問をしてくるのであれば、まず間違いなく残業・休日出勤があるのでしょう。問題がなければ「構いません、大丈夫です」と明るく答えるのがベスト。
当然ながら残業や休日出勤があることに対して、心から「はい、喜んで!」と答えるような人はいないでしょう。嫌だとは思ってもそれを表情や声に出してはいけません。
面接官はその反応を見て「あ、大丈夫そうだ」「かなり嫌がってるな」と本当の考えを読みます。
もし家庭の事情などで残業・休日出勤が難しい(できない)場合にはそれを正直に伝えましょう。やむを得ない事情であれば面接官も理解を示してくれるはずです。
当然ながら、企業側はこの質問をするということはこれに対応できる人間を求めています。「できない」と答えることでマイナスポイントになることは覚悟しておきましょう。
当社はあまり知名度もありませんが、なぜ志望されたのですか?
単純に「志望動機を教えてください」と同じ趣旨ではありますが、「なぜうちを選んだのだろう」というのは当然企業側としても気になるのです。
事前にその企業のサービス、企業理念、社風、商品などをきちんと研究しておき、それに基づいた志望動機を答えられるように準備しておきましょう。