職歴がない人、ブランクが長い人の転職対策

病気や転職活動が長引いたなどの理由で、職務経歴書や履歴書に空白ができてしまう事もあると思います。
その場合どのように書いたらいいのでしょうか。
これまで空白の期間があり書き方に不安のある方は参考にしてみてください。

空白の期間の基本的な書き方

履歴書は本来は、すべての職歴を記載するのがルールです。
職歴の間に空白の期間があり、その内容が履歴書に記載がない場合は、面接の際に必要以上に気にされてしまう場合もあります。
その為、あらかじめ空白の期間の理由を履歴書に記載しておくといいでしょう。
そうする事により、面接官に変な先入観を持たれずに済みます。

空白の期間はどれくらいの期間から記載する?

1か月や2か月であれば、特に記載する必要はありませんが、不安なら記載する方がいいでしょうが、それ以上の期間の空白の期間は
理由を簡潔に記載しましょう。採用担当者からのマイナスイメージを持たれない為に、職歴の期間を延ばしたりなど、空白を無理に埋めようとすると、逆効果になり、入社後に大きな問題に発展します。
履歴書の空白の期間は、真実を端的に記載し、自己PRで前向きな姿勢である事を伝えましょう。
空白の書き方には大きく分けて以下の3つになります。

  1. 仕事に関する事やアルバイトや何かの活動を行っている場合
  2. 介護や病気など仕事に関した事以外の場合
  3. 転職活動が長引いた

1 アルバイトや留学、資格習得などの場合

1の場合は職歴の欄にその内容を記載し、その活動によって得た知識や経験を自己PRへ記載しましょう
そうする事であなたの印象は大きく変化します。
記入例

職歴
平成20株式会社○○ 入社
平成28一身上の都合により退職
英語取得のためアメリカへ1年間留学

2 介護や病気などの理由によって空白の期間がある場合

2の場合は現在は健康である事や、就労時間に影響がある場合はその事について記載する必要があります。
そうすることによって、企業側も採用後サポートしてくれる場合も多くあります。
また、病気中でも勉強した事などがあれば自己PRへ記載すると良いでしょう。
記入例

職歴
平成20株式会社○○ 入社
平成28病気療養のため 退職
現在は回復し、業務に支障はありません

3 転職活動が長引いた、特別な理由がない場合

3の場合は仕事に関して、関係ない期間や転職活動が長引いてしまった場合は、無理に理由を作る必要はありません。
その代わりに、志望動機や自己PRなどに力を入れて書くようにしましょう。
また、応募意欲や持っている資格やスキルなどをどう入社後に活かすことができるのかをしっかりと伝えましょう。
記入例

職歴
平成20株式会社○○ 入社
平成28一身上の都合により退職

空白の期間があったとしても、企業側はこれまでの経験やスキル、意欲を重視して書類選考を行っているので、必要以上に気にする事は
ありません。きちんと空白の期間に関してフォローする記載があれば、それ以外のあなたの魅力を企業がわかってくれるはずです。
1番やってはいけないのは、嘘を書く事です。空白の理由はそれぞれあると思いますが、しっかりとフォローすれば問題がないと思います。
面接の際にも焦らずに、しっかりと答えられるようにしておきましょう。