テレビやニュースなどで、就職活動って言葉はよく耳にします!就活はいつから始まるのか、皆さんはご存知でしょうか?
選考の時期は企業によって様々ですが、その準備は開始したらもう就職活動中なのです。人それぞれではありますが、多くの企業が、ある程度選考を開始する時期が決まっています。いつから就職活動が始まるのかは、毎年ニュースなどでも取り上げられ、話題になっています。
2019年卒業の大学生の就職活動のスケジュールは、2017年、2018年に卒業する大学生と同じ大学3年生の3月に説明会解禁となり、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁となります。
ここで気になるのは、こんなルールを誰が決めているの?ということです。
目次
就活のルールを決める組織
この就活のルールを作っているのは、日本経済団体連合会という組織です。この組織には、銀行や各メーカーや商社などが約1300社が会員となって所属しています。
1997年~2016年まで採用選考に関する企業の倫理憲章という就職協定にかわるガイドラインを提唱していました。
その目的は早期化しがちな就職活動時期を遅らせることです。しかし、拘束力は弱かった為、一部の企業は守っていませんでした。そこで、安倍総理の成長戦力の一環で学生の就職活動時期を短縮し学業に専念できるよう時間を長くしたいという要請を受け、経団連は新たに、採用選考に関する指針を提唱しました。
そして、2017年卒業生から、今の情報解禁が3月、面接開始が6月というスケジュールになりました。つまり、大学生の就活は大学4年の3月からが就職活動の開始時期になりました。とはいえ、3年の6月頃からインターンシップは始まるため、実質的にはもっと早くから始まっていることに違いありません。
大まかなスケジュール
大手企業の場合のスケジュール
大学3年6月~2月 ・・・・・・インターンシップ
大学3年3月~大学4年5月・・・説明会
大学4年6月~8月・・・・・・・選考
大学4年6月~8月・・・・・・・内定
外資系企業
大学3年6月~9月・・・・・・・インターンシップ
大学3年10月~11月・・・・・選考
大学3年11月~大学3年12月・内定
径団連非加盟企業
大学3年6月~2月・・・・・・・インターンシップ
大学3年2月~大学4年8月・・・選考
大学4年3月~大学4年8月・・・内定
中小企業
中小企業の場合は選考の時期はバラバラです。年中採用している場合や大手企業の選考が終わった後に選考を行っている場合もあります。
就活の動き
3年生
6月・・リクナビなどがオープン、インターンシップ申し込み、自己分析を開始、業界や企業研究を開始
7月・・インターシップへの参加
8月・・インターンに参加後、興味のある業界についての企業や仕事内容の研究
9月・・OBやOGが訪問を開始
10月・面接の練習、気になる企業の外資系やベンチャー企業の選考を受ける
1月・・第一希望の企業のインターンに参加
3月・・企業の情報解禁!説明会の参加やエントリーシートの提出、早期選考の企業の面接を受ける
4年生
6月・・選考活動解禁
あくまでも参考にです。
こんな感じで就職活動が行われるんだとイメージ程度で頭に入れて置くと、就活が円滑に行えます。
1年や2年の内にできる事は?
就活が不安だと思う人も多いと思います。1年や2年でもできる事はあります。
業界、企業、職業の研究
どんな業界や企業、職業があるのかを知っておく事は、今からでもできます。
よく知らない方が多い、わからないっという方は、まずは、先輩に聞いてみる事からスタートしてみましょう。
また、大学の就職課のデータベースで、卒業生の就職先を調べてみるのも良いでしょう!
興味を持った企業や職種があれば、インターネットで調べてみましょう。企業にサイトには、採用事項や、仕事内容など記載されている場合があります。
1年、2年の内に進みたい方向を決めておく事は、就活に有利になります。
自己分析
自分のこれまでの人生の経験を振り返って、自分の好きな事、得意な事、苦手な事などを知る作業が自己分析です。
この作業を行っておくと、自分にはどんな仕事が向いているのかが、自然と見えてきます。
アピールできる事を作る
就活では、学生時代に頑張った事や自己PRなどをよく聞かれます。
そこで自信を持って言えるような何かを作っておくと、あなたの強い武器になります。自分が頑張って何をしたのか、何を得たのか、過程と結果などをアピールできます。
そういったアピールできる何かを作るのは、1年2年の頃にしかできません。色々な事に挑戦していきましょう。
まとめ
今回紹介したスケジュールは、一般的なものです。
業界、企業、職業研修や自己分析、インターンシップなどは、学生が始めたいと思ったときに始められるものです。興味を持ったら即行動にしてみては如何でしょうか?就活は大変です。だからこそ、今できる事は今しておきましょう。