6年ぶりにリストラ1万人を超える


2019年は早期退職者を募集する企業が多く、皆さんもニュースなどで目にしたかと思います。
東京商工リサーチの調査で2019年の1月から9月までで早期退職者、希望退職者を募集した上場企業は27社で2018年を大きく上回る数字で約1万400人の退職者が出ました。

業績が不調なのか?

募集した企業で業績が好調な企業も多く、3社に1社の割合で例年以上に業績を上げている企業もある。
ではなぜリストラを行うのか?リストラを行う企業のメリット、理由は簡単に3つ程度あります。

1 社内の新陳代謝とは?

若い社員がいない、続かない、年齢差が激しいなど
上の年代に対し退職を促すことにより、若い力が生かせる会社にしたいなど

2 必要のない人材とは?

大きな企業にもなると新しい事業へ進出しようとします。
そのため多くの人材を確保します。しかし、経営的に見た場合必要なくなる事もあり
その場合人材が余ってしまいます。その余った人材を放出することで企業の負担を軽減する

3会社の改革

今の日本の企業は年功制の企業が多い。しかし、いきなり成果制に変えた場合どうなるでしょう。
おそらく、多くの社員から反発が起こり、会社が機能しなくなります。
それを防ぐ為に、希望退職を好待遇で行い、反発する人材を社内から排除すること。

この3つは単一ではなく、重複している場合も考えられます。特に2と3は連動して行われることが多く、3の改革を行う際に先輩社員が不満を持っていると後輩社員への悪影響は誰にでも予想はつきます。そのため2である程度選別し3で大きく改革が行えるのです。

2020年のリストラは?

新型コロナウイルスの影響でどの企業も大変です。しかし、会社を前に進める為には新しい社員の力が必要になるのも事実。2020年はオリンピックで賑わう予定が、ウイルスで賑わっており景気は過去最低と言ってもよい。3月時点で解雇や、新入社員の受け入れができない企業も増えている。大手企業のリストラは2019年を超え、過去最高の人数になるかも知れません。