国民年金と厚生年金の違いを知り、転職しよう

国から支給される年金、公的年金!

65歳になるともらえる老齢年金!老齢年金には、厚生年金(共済年金)と国民年金(基礎年金)が存在します。
どちらも年金であり、一度は聞いたことがあると思います。しかし、この二つには違いがあることをご存知でしょうか?

厚生年金は厚生年金に入らないともらえない!?

年金にも先ほど紹介した以外にも様々な年金が存在します。企業年金や付加年金、個人確定年金などです。

厚生年金は国民年金の上乗せという形での支給となっている為、厚生年金に加入していなければもらえません。

また、過去に加入していたとしても、退職時に脱退手当金として一時金をもらった後に入っていなければ、支給される事はありません。

脱退手当金は昭和60年に廃止になった制度なので若い方には関係ない制度です。なので、1度でも加入していれば、厚生年金は支給されます。

年金の金額は?

国民年金の保険料はその人の所得に比例して増えることはなく、一定額になります。

しかし、厚生年金の保険料は、所得に比例して変わってきます。賞与も含まれます。年金の受給額が違うのはこの辺が関係しています。

厚生年金の保険料を払う事により、厚生年金の保険料も払われた形になります。厚生年金の保険料は、あなたが務めている会社が半分負担しています。

さらに、扶養している配偶者がいる場合、その配偶者の国民年金保険料も払ったことになります。(とても優遇されています)
その為、厚生年金が、雇用条件に入っていない会社の場合、全額自分で負担する方になります。

土木会社や個人の会社などには入っていない事が多いです。その為、手取り所得が多くなりますが、厚生年金を支払うと手取りの差は無くなるか、少なくなってしまいます。
個人で国民年金を払っている方で所得が少ない方は免除という制度もあります。

申請して認められた場合、免除された半分は支払ったとして将来の年金に加算されるようにもなっています。その為、保険料の支払いが困難な場合は、滞納するのではなく、申請を行いましょう。

年金額の計算方法の違いって?

老齢年金は120か月(10年)以上の期間納付されていれば、もらう事が可能です。国民年金の金額は収めた期間で決まります。

大学を卒業後、22歳で就職し、60歳で退職、38年間収めた事になります。
その場合の年金額は77万9300円×(12か月×38年/480か月)=74万334円
老齢年金は74万円になります。
同じ計算を厚生年金で行うと、(給料平均30万)収めた期間38年
30万×5.481/1000×456カ月=74万9800円
老齢年金は合計の149万円になります。
配偶者などがいれば、さらに加算されます。

まとめ

国民年金、厚生年金の違いについて、簡単に紹介させて頂きました。
年金に期待していない方もいるとは思いますが、年金を少しでも多く貰う為には、働ける今の内にこの辺まで考えて就職、転職するといいと思います。