すっかり普及した「○○ハラスメント」という言葉
ここ数年で○○ハラスメントという言葉をよく見聞きします。
パワーハラスメント(パワハラ)やセクシャルハラスメント(セクハラ)など、皆さんもよく聞く言葉だと思います。
1か月に数回はニュースでも報道されているハラスメントですが、なぜ無くならないのか?
無くならない理由の1つとして日本の習慣が1つの原因だと言われています。
学生の時を思い出すと1つ上の人に対し、○○先輩って呼んでいませんでしたか?そして、先輩は後輩に対し、呼び捨てしていませんでしたか?この習慣もハラスメントと関係しています。
学生時代では何ともなかった事が、学校から会社、学生から社会人になっただけなのですが、
この習慣から、1年早く入社した人を先輩と呼び、敬い、後から入社した人が後輩になってしまい、さらに役職などが付いている方には、名前+役職で呼ばなければいけません。
そういった小さな事からハラスメント問題は大きくなっています。
また、会社で仕事は教わりますが、その役職に合った振る舞いなどを教育されないまま、上の役職に付いている人が多い事も問題です。
役職などがなくとも、昔の自分を美化した記憶で保存しており、若い新人などと比べて指摘してしまう人がいます。
「俺の若い頃は寝ずに働いていた」「俺なら入社してすぐにこれぐらいできた」など今を生きようとせず、過去の自分を見ているのです。
日本が海外に比べてパワハラが多いのは、評価の違いも関係しています。
仕事ができないが、入社年数いる為、給料が高い、役職が付くなど、海外とは評価の基準が違う為、世界的にみても日本は遅れていると言えるでしょう。
年上を敬う日本の精神は素敵です。しかし、年上は敬われる為の努力が必要なのです。
まとめ
ハラスメント問題で転職する方は年々増加しています。いつ被害者になるか加害者になるかわかりません。
被害が酷い場合は、上司へ相談し、解決できない場合は転職する事も必要です。