最近パワハラ(パワーハラスメント)とテレビやニュースでよく見かけます。
パワーハラスメントとは、地位や立場が上の人が、その立場を利用し精神的苦痛や身体的苦痛を与える事ですが、このパワハラが問題視されるようになってから、逆パワハラという問題も起こっています。
逆パワハラとは?
パワハラの逆!つまり下の立場の人間から上の人へのパワハラです。
パワハラとは立場が上だからこそ成立するものと思われがちですが、下の立場だからこそできるやり方もあります。
些細なことでも「それってパワハラですよ」と指摘することで、上司になにも言えなくさせるのがよくある手法です。
本当にパワハラをかけてくる上司に対してはこれは正当な防衛策ともいえますが、そういうわけでもない普通の上司に対してもこれを乱用することで、返って上司の方が弱い立場にあったりすることも。これも逆パワハラ問題の一つです。
それを繰り返すうちに強弱関係が逆転し、以下のような半ば「いじめ」とも言えるような状態にいきつくことも。
1 自分ができる事が上司もできないとおかしいと、上司の欠点を追求
最近では、機械の性能もあがり、様々なソフトも開発されています。その為、年配の上司になると機会に疎く、使いこなせないのが現状です。しかし、それを無能だと思い、文句を言うなどの対応を取ります。
2 複数人で上司を無視する
複数人で上司を無視し、必要最低限の事しか話をしないようにしている。また、挨拶もしないなど。
3 飲み会参加でパワハラ指摘
親睦会や歓迎会など飲み会に参加をお願いしたら「参加を強要するのはパワハラだ」と言われる。
このように、パワハラを盾にして逆パワハラが起こっている会社もあるのです。
最近は少し注意をするとパワハラだと騒ぎ立てされます。パワハラ問題が嫌で昇格を断る人もいる程です。
逆パワハラとは、上司を吊るし上げるだけのいじめになってきている面もあります。世間で問題視されている本当にひどいパワハラはあってはいけめあせんが、その裏でこのような問題も起きているのです。
あなたが上司の立場であれ、部下の立場であれ、もしそのようなハラスメントの標的となってしまった場合にはまず相談しましょう。